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「対策を講じる」の言い換え18選|ビジネスで使える丁寧な表現と例文

仕事のメールや報告書で、「対策を講じる」という表現を使ってよいのか迷うことはありませんか。

「対策を講じる」は、問題や課題に対応するための方法を考え、必要な手段を取ることを表す言葉です。ビジネスではよく使われますが、少しかしこまって聞こえたり、具体的な対応内容が伝わりにくかったりすることもあります。

また、「対策を講じます」とだけ書くと、現在検討しているのか、すでに実施しているのかが分かりにくい場合があります。相手に誤解なく伝えるためには、状況や進み具合に合った表現を選ぶことが大切です。

この記事では、「対策を講じる」の意味や使い方を確認したうえで、ビジネスで使いやすい18の言い換え表現を紹介します。社内・取引先・顧客など、相手別の例文も掲載しているので、メールや報告書を作成するときの参考にしてください。

「対策を講じる」とは?意味とビジネスでの使い方

対策を講じるのビジネス向け言い換えを考えるデスクのイメージ

「対策を講じる」とは、問題や課題に対応するための方法を考え、必要な手段を取ることです。文脈によっては実施まで含みますが、この言葉だけでは、検討中・実施中・実施済みのどの段階か分かりにくいこともあります。

「問題に対応するための方法や手段を取る」という意味

「対策」とは、問題や課題に対応するための方法や手段のことです。

「講じる」には、問題に対処するために方法を考え、必要な手段を取るという意味があります。

そのため、「対策を講じる」は、問題について考えるだけではなく、解決や予防につながる方法を取り入れることを表します。

たとえば、業務上のミスが発生した場合、原因を確認したうえで、チェック項目を追加したり、作業手順を見直したりすることを「対策を講じる」と表現できます。

「講じる」の読み方は「こうじる」

「講じる」は「こうじる」と読みます。

「講義をする」「説明する」という意味を思い浮かべやすい漢字ですが、次のような使い方では、必要な方法や手段を取るという意味になります。

  • 対策を講じる
  • 措置を講じる
  • 手段を講じる

例文:同様のミスを防ぐため、必要な対策を講じます。

問題の解決や再発防止を伝える場面で使われる

「対策を講じる」は、すでに起きた問題への対応だけでなく、これから起こる可能性がある問題を防ぐ場面でも使われます。

ビジネスでは、主に次のような場面で使われます。

  • 業務上のミスに対する再発防止策を報告するとき
  • 商品やサービスの不具合への対応を説明するとき
  • 納期遅延や連絡漏れの改善方針を伝えるとき
  • 事故やトラブルを未然に防ぐ方法を共有するとき
  • 社内の業務手順や確認体制を見直すとき

「対策を講じる」だけでは進み具合が分かりにくいこともある

「対策を講じる」は便利な表現ですが、この言葉だけでは、現在どの段階にあるのかが分かりにくいことがあります。

対策を考えている段階なのか、すでに実施しているのかを明確にするには、次のように書き分けましょう。

進み具合が伝わる書き方

  • 検討中:対応策を検討しています
  • 実施予定:来週から対策を実施します
  • 実施中:現在、改善に向けて対応を進めています
  • 実施済み:確認手順の見直しを実施しました

まだ検討段階の場合は表現を使い分ける

現在の段階 適した表現
状況を確認している 原因や影響範囲を確認しております
方法を考えている 対応策を検討しております
実施内容が決まった 対策を実施いたします
現在取り組んでいる 必要な対応を進めております
対応が完了した 対策を実施いたしました

「対策を講じる」のビジネス向け言い換え18選

「対策を講じる」は、相手や状況、対策の進み具合に合わせて言い換えられます。

抽象的な言い換えだけでなく、「確認方法を見直す」「業務手順を改善する」のように、実際に行う内容を具体的に示す表現へ置き換えるのもおすすめです。

「対策を講じる」の言い換え18選

  1. 対策を実施する
  2. 必要な対応を行う
  3. 適切な措置を取る
  4. 対応策を実行する
  5. 改善策を進める
  6. 問題の解決に取り組む
  7. 防止策を取り入れる
  8. 体制を整える
  9. 改善に努める
  10. 再発防止を徹底する
  11. 対応を進める
  12. 改善に取り組む
  13. 対応策を検討する
  14. 確認方法を見直す
  15. 業務手順を改善する
  16. 予防策を実施する
  17. 必要な手続きを行う
  18. 解決に向けて行動する

対策を実施する

「対策を実施する」は、決まった対策を実際に行うことを明確に伝えられる表現です。

例文:同様のミスを防ぐため、確認工程を追加する対策を実施します。

必要な対応を行う

「必要な対応を行う」は、確認結果や状況に応じて行動することを表します。

例文:詳しい状況を確認したうえで、必要な対応を行います。

適切な措置を取る

「適切な措置を取る」は、状況を判断したうえで必要な処置や手続きを行う、ややかしこまった表現です。

例文:確認結果に基づき、適切な措置を取ってまいります。

対応策を実行する

「対応策を実行する」は、検討して決めた方法を行動に移すことを強調できます。

例文:来月から、新しい確認手順を取り入れた対応策を実行します。

改善策を進める

「改善策を進める」は、一度で完了する対応ではなく、継続して業務や仕組みを見直す場合に適しています。

例文:作業時間の短縮に向けて、業務フローの改善策を進めています。

問題の解決に取り組む

「問題の解決に取り組む」は、具体的な方法がまだ確定していない段階でも使いやすい表現です。

例文:関係部署と連携し、問題の解決に取り組んでまいります。

防止策を取り入れる

「防止策を取り入れる」は、これまでの業務に、新しい確認方法やルールを追加する場合に向いています。

例文:入力漏れを防ぐため、新たな確認項目を取り入れます。

体制を整える

「体制を整える」は、人員配置や連絡方法、確認手順など、組織全体の仕組みを見直す場合に使えます。

例文:お問い合わせに速やかに対応できるよう、社内の連携体制を整えます。

改善に努める

「改善に努める」は、今後も継続して改善に取り組む姿勢を示す表現です。

例文:より分かりやすいご案内ができるよう、今後も改善に努めてまいります。

再発防止を徹底する

「再発防止を徹底する」は、すでに発生した問題を繰り返さないよう、確実に取り組む姿勢を示します。

例文:確認手順を見直し、同様のミスが発生しないよう再発防止を徹底します。

対応を進める

「対応を進める」は、問題の解決に向けて現在作業していることを伝えられます。

例文:関係部署と情報を共有し、修正に向けて対応を進めています。

改善に取り組む

「改善に取り組む」は、現状をより良くするために行動することを、やわらかく伝えられる表現です。

例文:作業の負担を減らせるよう、手順の改善に取り組みます。

対応策を検討する

「対応策を検討する」は、具体的な方法を考えている段階に適しています。

例文:調査結果を踏まえ、今後の対応策を検討します。

確認方法を見直す

「確認方法を見直す」は、ミスや見落としを防ぐために、チェック手順を変更する場合に使えます。

例文:記載漏れを防ぐため、提出前の確認方法を見直します。

業務手順を改善する

「業務手順を改善する」は、作業の進め方や社内ルールを具体的に変更する場合に向いています。

例文:作業の重複を減らすため、業務手順を改善します。

予防策を実施する

「予防策を実施する」は、問題が起きる前に、事故やミスを防ぐ取り組みを行う場合に使います。

例文:入力ミスを未然に防ぐため、送信前に確認を行う予防策を実施します。

必要な手続きを行う

「必要な手続きを行う」は、規定や決められた流れに沿って処理する場合に適しています。

例文:内容を確認後、社内規定に沿って必要な手続きを行います。

解決に向けて行動する

「解決に向けて行動する」は、堅い言い回しを避けながら、前向きな姿勢を伝えたいときに使えます。

例文:関係者と相談しながら、早期の解決に向けて行動します。

言い換え表現の丁寧さと使用場面を比較

言い換え表現 適した段階 主な使用場面 特徴
対策を実施する 実施時 社内報告・取引先への説明 実行することが明確
対応策を検討する 検討中 調査中の連絡 未決定であることが伝わる
適切な措置を取る 判断後 正式な文書・社外向け かしこまった印象
改善に努める 継続的 要望への返信・今後の方針 やわらかいが抽象的
再発防止を徹底する 問題発生後 謝罪・改善報告 責任を持つ姿勢が伝わる

丁寧に伝えたいときの「対策を講じる」の言い換え

取引先や顧客に伝える場合は、丁寧さだけでなく、何を確認し、今後どのように対応するのかが伝わる表現を選びましょう。

適切に対応してまいります

「適切に対応してまいります」は、状況を確認しながら必要な行動を取ることを丁寧に伝える表現です。

例文:詳細を確認のうえ、適切に対応してまいります。

必要な措置を取ってまいります

「必要な措置を取ってまいります」は、問題の内容に応じて必要な処置や手続きを行うことを、かしこまって伝えられます。

例文:原因を確認し、必要な措置を取ってまいります。

改善に努めてまいります

「改善に努めてまいります」は、今後も継続して状況を良くしていく姿勢を表します。

例文:今後はご案内の内容を見直し、サービスの改善に努めてまいります。

再発防止に取り組んでまいります

「再発防止に取り組んでまいります」は、発生した問題を繰り返さないよう、継続して対応する姿勢を伝えられます。

例文:担当者間の情報共有を徹底し、再発防止に取り組んでまいります。

万全の体制を整えてまいります

「万全の体制を整えてまいります」は、十分に対応できる仕組みを作る意思を強く示す表現です。

使い方のポイント
「万全」は強い表現です。確実性を強く示したくない場合は、「確認体制を強化してまいります」「より適切な体制を整えてまいります」と言い換えると自然です。

例文:今後は確認手順を見直し、確認体制を強化してまいります。

問題の解決に向けて対応を進めてまいります

「問題の解決に向けて対応を進めてまいります」は、現在対応中であることを丁寧に伝えられます。

例文:関係部署と情報を共有し、問題の解決に向けて対応を進めてまいります。

「いたします」と「してまいります」の使い分け

「いたします」は、これから行う具体的な行動を簡潔に伝えるときに使いやすい表現です。

「してまいります」は、今後も継続して取り組む姿勢を伝えたいときに使うと自然です。

表現 使いやすい場面 例文
いたします 具体的な行動を伝えるとき 本日中に内容を確認いたします。
してまいります 今後も続ける姿勢を伝えるとき 今後も再発防止に取り組んでまいります。

やわらかく伝えたいときに使える言い換え

社内のやり取りや、強い言い方を避けたい場面では、「対策を講じる」をやわらかい表現に言い換えると自然です。

対応を進めます

「対応を進めます」は、現在またはこれから対応を行うことを簡潔に伝えられます。

例文:確認が取れ次第、修正に向けて対応を進めます。

改善に取り組みます

「改善に取り組みます」は、現状をより良くするために行動することを表します。

例文:作業の負担を減らせるよう、手順の改善に取り組みます。

必要な方法を検討します

「必要な方法を検討します」は、まだ具体的な対応が決まっていない段階に適しています。

例文:いただいたご意見を踏まえ、必要な方法を検討します。

より良い方法を取り入れます

「より良い方法を取り入れます」は、前向きでやわらかい印象を与える表現です。

例文:作業の正確性を高めるため、より良い確認方法を取り入れます。

今後の対応を見直します

「今後の対応を見直します」は、これまでの方法に改善の余地があることを認め、あらためて検討する姿勢を示します。

例文:今回いただいたご指摘を受け、今後の対応を見直します。

状況に応じて対応します

「状況に応じて対応します」は、確認結果や今後の変化に合わせて、必要な行動を取ることを表します。

例文:進行状況を確認しながら、必要に応じて対応します。

強い断定を避けながら責任感を伝えるコツ

確認中のときは、次の3点を伝えましょう。

  • 現在確認していること
  • 確認後に行うこと
  • 次に報告する時期

例文:現在、発生状況と原因を確認しております。確認が完了次第、必要な対応を検討し、あらためてご報告いたします。

状況別に選ぶ「対策を講じる」の言い換え

問題が起こる前は「予防策を実施する」

事故やミスなどを未然に防ぐ目的であれば、「予防策を実施する」が分かりやすい表現です。

例文:入力ミスを防ぐため、送信前に二名で確認する予防策を実施します。

問題が起きた直後は「必要な対応を行う」

問題が発生した直後は、原因や影響範囲が分からないこともあります。

そのような段階では、「必要な対応を行う」と表現すると、確認結果に応じて行動することを伝えられます。

例文:影響の範囲を確認し、必要な対応を行います。

原因を調べている段階は「対応策を検討する」

原因や改善方法がまだ決まっていない場合は、「対応策を検討する」が適切です。

例文:現在、詳しい原因を調査し、今後の対応策を検討しております。

業務を見直す場合は「改善策を実行する」

作業手順や社内ルールを見直す場合は、「改善策を実行する」と表現できます。

例文:業務の効率化に向けて、承認手順を簡素化する改善策を実行します。

同じ問題を防ぐ場合は「再発防止に取り組む」

すでに起きた問題を繰り返さないための行動には、「再発防止に取り組む」が適しています。

例文:チェックリストを見直し、同様の記載漏れが起こらないよう再発防止に取り組みます。

安全性を高める場合は「安全対策を徹底する」

作業環境や施設、製品などの安全に関する取り組みには、「安全対策を徹底する」という言い方があります。

法律や安全に関わる内容を伝える場合は、社内規定や公的機関の案内を確認し、確認できていない内容を断定しないようにしましょう。

例文:作業前の点検手順を見直し、安全対策を徹底します。

検討中・実施予定・実施中・実施後の使い分け

進捗状況 適した表現 例文
状況確認中 原因を調査する 現在、詳しい原因を調査しております。
方法を検討中 対応策を検討する 調査結果を踏まえ、対応策を検討します。
実施予定 対策を実施する予定 来週から新しい確認手順を実施する予定です。
実施中 対応を進める 改善に向けて対応を進めております。
実施済み 対策を実施した 再発防止のため、確認手順を見直しました。

社内で使える「対策を講じる」の言い換え例文

社内で使う場合は、丁寧さだけでなく、誰が何をするのかが分かる文章にすると伝わりやすくなります。

上司へトラブルの対応方針を報告する例文

今回の入力ミスについて確認したところ、最終確認が担当者一名に集中していたことが一因と考えられます。今後は確認者を追加し、送信前に二重チェックを行う対策を実施します。

原因が確定していない場合は、「原因です」と断定せず、「一因と考えられます」「可能性があります」など、確認できている範囲に合った表現を使いましょう。

会議で改善策を提案する例文

作業の遅れを減らすため、担当者ごとの進捗を共有できる管理表を導入してはいかがでしょうか。まずは一部の業務で試し、運用状況を確認したうえで対象を広げる方法を提案します。

チームへ対応を依頼する例文

同様の記載漏れを防ぐため、本日から提出前にチェックリストをご確認ください。不明な点がある場合は、提出前に担当者までご相談をお願いします。

進捗状況を共有する例文

現在、対象となるデータの確認を進めています。確認作業は明日までに完了する予定です。結果を取りまとめた後、必要な対応策を検討します。

業務ミスの再発防止を報告する例文

今回の誤送信を受け、宛先と添付ファイルを送信前に確認する手順を追加しました。今後はチェック結果を記録として残し、再発防止に取り組みます。

実施時期や担当者も添えると伝わりやすい

社内の報告や依頼では、「対応を進めます」だけでは、誰がいつ行うのかが分からないことがあります。

例文:営業部と管理部で手順を確認し、今週中に新しいチェックリストを作成します。翌週から全担当者を対象に運用を開始する予定です。

取引先や顧客に使える丁寧な言い換え例文

取引先や顧客に伝える場合は、難しい言葉を並べるより、現在の状況と今後の対応を分かりやすく説明することが大切です。

商品やサービスの不具合を伝える例文

このたびは、商品に不具合があり、ご不便をおかけしましたことをお詫び申し上げます。

現在、詳しい状況を確認しております。確認が完了次第、必要な対応についてあらためてご案内いたします。

納期遅延への対応を伝える例文

納品が予定より遅れておりますことを、深くお詫び申し上げます。

現在、作業工程を見直し、納期の短縮に向けて対応を進めております。新しい納品予定日は、確認が取れ次第ご連絡いたします。

問い合わせへの回答で使う例文

お問い合わせいただいた件につきまして、現在、担当部署にて確認しております。内容を確認のうえ、必要な対応を行い、明日中を目安にご連絡いたします。

改善方針を案内する例文

いただいたご意見を社内で共有し、今後はご案内の手順を見直してまいります。より分かりやすくお伝えできるよう、説明資料の改善にも取り組みます。

再発防止を伝える例文

今後は同様の行き違いが生じないよう、担当者間の情報共有方法を見直し、確認を徹底してまいります。

「二度と起こりません」と言い切るよりも、実際に行う再発防止策を具体的に伝えるほうが誠実です。

原因や対策が未確定の場合は断定しない

  • 現在、詳しい状況を確認しております。
  • 現時点では原因を特定できておりません。
  • 確認結果を踏まえ、必要な対応を検討いたします。
  • 詳細が分かり次第、あらためてご報告いたします。

お詫びメールで使える「対策を講じる」の言い換え例文

お詫びメールでは、「対策を講じます」と伝えるだけでなく、相手に迷惑をかけたことへの謝罪と、現在の対応状況を丁寧に説明しましょう。

基本のお詫びメール例文

このたびは、弊社の確認不足によりご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。

現在、発生した状況と原因を確認しております。確認が完了次第、必要な対応を行うとともに、今後の再発防止策についてもあらためてご報告いたします。

社内ミスについて謝罪する例文

このたびは、資料の記載内容に誤りがあり、ご迷惑をおかけして申し訳ございません。

該当箇所はすでに修正しております。今後は提出前の確認項目を追加し、同様のミスが起こらないよう再発防止に取り組みます。

取引先へ再発防止策を伝える例文

このたびは、弊社からのご連絡が遅れましたことを、深くお詫び申し上げます。

今後は担当者間の引き継ぎ方法を見直し、連絡事項を共有表に記録する運用へ変更いたします。確認漏れを防ぐため、責任者による確認も実施してまいります。

顧客へ今後の改善を案内する例文

このたびは、ご案内が分かりにくく、ご不便をおかけしましたことをお詫び申し上げます。

いただいたご意見をもとに、案内ページの内容と表示方法を見直します。必要な情報を確認しやすくなるよう、今後も改善に努めてまいります。

詳しい対策を後日報告する場合の例文

現在、関係部署にて原因と影響範囲を確認しております。調査結果を踏まえて対応方針を決定し、〇月〇日までにあらためてご報告いたします。

謝罪・事実・対応・再発防止の順番で書く

  1. 謝罪:迷惑をかけたことをお詫びする
  2. 事実:現在確認できている内容を伝える
  3. 対応:すでに行ったことや今後行うことを示す
  4. 再発防止:同じ問題を防ぐ取り組みを伝える

事実確認前に責任や原因を断定しない

お詫びの気持ちを伝えることと、確認できていない原因を断定することは別です。

確認前は、「現時点で確認できている範囲では」「原因については現在調査中です」など、分かっている事実の範囲に合った表現を使いましょう。

「対策を講じる」と似た表現の違い

「対策を講じる」には、「対策を取る」「措置を講じる」「善処する」など、似た表現があります。それぞれの違いを知っておくと、場面に合った言葉を選びやすくなります。

「対策を取る」との違い

「対策を取る」と「対策を講じる」は、どちらも問題への対応方法を考え、必要な手段を取る意味で使われます。

「対策を取る」は比較的分かりやすく日常的で、「対策を講じる」はややかしこまった印象があります。

「措置を講じる」との違い

「対策」は、問題に対応するための方法や手段を指します。

一方、「措置」は、状況を判断したうえで実際に行う処置や取り計らいを指します。

例文:状況を確認したうえで、社内規定に基づき必要な措置を講じます。

「対応する」との違い

「対応する」は、起きたことや相手からの依頼に応じて行動することを幅広く表します。

「対策を講じる」より意味の範囲が広く、問い合わせへの返信や日程調整などにも使えます。

「改善する」との違い

「改善する」は、現在の状態をより良くすることを表します。

問題が発生していなくても、業務の効率化やサービス向上を目的として使えます。

「善処する」との違い

「善処する」は、事情に応じて適切に処置するという意味です。

ただし、具体的な対応内容を示さずに使うと、何をどこまで行うのか分かりにくいと受け取られることがあります。

対応内容が決まっている場合は、「内容を確認して修正いたします」「必要な対応を行います」など、具体的に伝えましょう。

「手を打つ」との違い

「手を打つ」は、問題に対応するための方法を取ることを表す、やや会話的な表現です。

正式なメールでは、「対策を実施する」「必要な対応を行う」などに言い換えると丁寧です。

ビジネスメールでは具体性のある表現を選ぶ

曖昧な例
今後は適切な対策を講じます。

具体的な例
今後は送信前に宛先と添付ファイルを二名で確認し、確認結果を記録する運用に変更します。

「対策を講じる」を使うときの注意点

具体的な対策を示さないと曖昧に聞こえる

「対策を講じます」とだけ伝えると、何を行うのかが分からず、相手が不安に感じることがあります。

可能な範囲で、次の内容を添えましょう。

  • 何を変更するのか
  • 誰が担当するのか
  • いつから行うのか
  • どのように確認するのか

検討中なのか実施済みなのかを明確にする

「対策を講じる」という表現だけでは、進み具合が分かりにくい場合があります。

  • 対応策を検討しています
  • 導入の準備を進めています
  • 新しい手順を実施しています
  • 確認体制の見直しを実施しました

「対策を講じたいと思います」は弱く聞こえることがある

「対策を講じたいと思います」は、希望や意向を表すため、実施が決定していないように聞こえることがあります。

実施が決まっている場合は「対策を実施します」、まだ検討段階であれば「対応策を検討します」と書き分けましょう。

同じ文章で何度も使わない

同じメールや報告書の中で「対策を講じる」を繰り返すと、文章が堅く読みにくくなることがあります。

「対応を進める」「確認方法を見直す」「再発防止に取り組む」など、実際の内容に合わせて言い換えましょう。

相手に対応を求めるときは命令調を避ける

「対策を講じてください」は、相手との関係によっては強く聞こえる場合があります。

  • 必要なご対応をご検討いただけますでしょうか。
  • 再発防止に向けたご対応をお願いできますでしょうか。
  • 今後の対応方針についてご共有いただけますと幸いです。

重要な内容は正式な情報を確認してから伝える

法律や安全、社内規定などに関わる内容は、状況によって必要な対応が異なります。

相手に案内する前に、社内の担当部署や公的機関の案内などを確認し、分かっていない内容を断定しないようにしましょう。

確定していない情報を断定しない

確認中の内容については、「可能性があります」「現在確認しております」「現時点では特定できておりません」など、現在分かっている範囲に合った表現を使います。

企業の正式な方針と個人の見解を分ける

会社として決定していない内容を、担当者個人の判断で正式な対応のように伝えないことも大切です。

例文:本件については社内で確認のうえ、正式な対応方針が決まり次第、あらためてご連絡いたします。

「対策を講じる」の言い換えに関するよくある質問

「対策を講じます」は目上の人に使える?

「対策を講じます」は、上司や取引先など、目上の相手にも使える表現です。

自分や自社が行う対応を報告する形で使うと自然です。

例文:ご指摘いただいた内容を確認し、必要な対策を講じます。

「対策を講じてください」は失礼になる?

文法上は不自然ではありませんが、相手に直接対応を求めるため、場面によっては強く聞こえます。

丁寧に依頼する場合は、「必要な対策をご検討いただけますでしょうか」などに言い換えるとよいでしょう。

「対策を講じる予定です」は自然な表現?

「対策を講じる予定です」は、今後必要な手段を取る予定であることを表す自然な表現です。

実施内容や時期が決まっている場合は、「来月から新しい確認手順を実施する予定です」のように具体的に伝えると、さらに分かりやすくなります。

「対策を検討する」と「対策を講じる」の違いは?

「対策を検討する」は、どのような方法を取るか考えていることを明確に表します。

「対策を講じる」は、問題への対応として方法を考え、必要な手段を取ることを表します。

ただし、「対策を講じる」だけでは進み具合が分かりにくいこともあるため、「検討しています」「実施しています」「実施しました」と具体的に書き分けると親切です。

「善処します」に言い換えてもよい?

「善処します」は、事情に応じて適切に処置するという意味です。

ただし、何を行うのか分かりにくい場合があるため、明確な回答を求められている場面では、「確認後、必要な修正を行います」などと伝えるほうが分かりやすいでしょう。

「再発防止に努めます」だけでは不十分?

表現として間違いではありませんが、相手に大きな迷惑をかけた場面では、具体的な再発防止策も添えたほうが誠実です。

具体的な例文:確認漏れを防ぐため、提出前のチェック項目を追加し、責任者による確認を実施します。

報告書ではどの言い換えが適している?

報告書では、実施内容や進み具合が明確になる表現が適しています。

  • 対策を実施した
  • 確認手順を追加した
  • 業務フローを変更した
  • 再発防止策を導入した
  • 担当者への周知を行った

まとめ|「対策を講じる」は進捗と相手に合わせて言い換えよう

この記事のポイント

  • 「対策を講じる」は、問題に対応するための方法を考え、必要な手段を取ることを表す
  • この言葉だけでは、検討中・実施中・実施済みのどの段階か分かりにくいことがある
  • 相手や進み具合に合わせて、具体的な表現に言い換えることが大切

実行する場合は「対策を実施する」

行う内容が決まっている場合は、「対策を実施する」と表現すると、実行することが明確に伝わります。

検討段階なら「対応策を検討する」

原因を調査している途中や、方法が決まっていない段階では、「対応策を検討する」が適しています。

取引先には「適切に対応してまいります」

取引先や顧客に丁寧に伝える場合は、「適切に対応してまいります」「必要な措置を取ってまいります」などが使いやすい表現です。

再発を防ぐ場合は「再発防止に取り組みます」

発生したミスやトラブルを繰り返さないための対応には、「再発防止に取り組みます」が適しています。

具体的な内容や実施時期を添えることが大切

どの表現を選ぶ場合でも、何をするのか、いつ行うのか、現在どの段階なのかを添えると、相手に状況が伝わりやすくなります。

どの表現を使うか迷ったときは、現在の進み具合を基準に選びましょう。

検討中なら「対応策を検討する」、実施中なら「対応を進める」、実施後なら「対策を実施した」と書き分けると、相手に誤解なく伝えられます。